Diary 浅見帆帆子の日々

March 2013

Vol.1

 先月は、再びいろいろな神社に行ってまいりました。はじめは、奈良県の天河神社。
美内すずえ先生のマンガや本で知った、知る人ぞ知る「天河神社」です

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「いつか、天河神社に縁のある人と出会ったらそのときに行こうね」と友達と話していたのですが、
思わぬ早さでその「縁のある人」と出会い、半分引きずられるようにして出発。
神社へ行くときの流れは自然にお膳立てされるものですが、
今回も「できすぎ」の流れに友人と顔を見合わせてニヤリ^^……でした。

天河神社には、「五十鈴」と呼ばれる神器があります。天照大神が天岩屋戸にこもられたとき、
天宇受売命(あめのうずめのみこと)が、鈴をつけた矛を持って、岩屋戸の前で舞を舞われ、神の御神力と御稜威を
願われたことによって岩屋戸が開かれ、天地とともに明るく照りかがやいたという天岩屋戸の神話に登場したものと
同様のものであると伝えられています。

2013-3-1-2.jpg もちろんこれはレプリカです。
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柿坂禰宜と。

 正式参拝をさせていただきましたが、このご祈祷が素晴らしいものでした。
神社で、祈祷をお願いしたい人の名前や会社名などを書いて申し込むとき、祈祷の言葉をよく聞いていると、
その途中に申し込んだ名前や会社名が出てきます……でも、その他の言葉は他の人と同じ、ということが
ありますよね。それが今回は、ひとりひとり、お祈りの言葉が違いました。神様から降りてくる御言葉を
その場で伝えてくださっているのでしょうか? 友人たちと5人だけでしたが、ひとりひとりまったく違う内容、
ですが、その人(団体)にピッタリの言葉でお祈りをしてくださり、また想像以上に長く、心がこもっている
ように感じました。柿坂禰宜、ありがとうございました。

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天宇受売命(あめのうずめのみこと)に縁があるからか、
本殿の神棚は、この能舞台に向かっています。
珍しいですよね。
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お賽銭箱の上にある鈴は、やはり五十鈴の形。

 

 次の日、吉野にある世界遺産の「金峯山寺」を訪ねました。
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 金峯山寺(きんぷせんじ)は、修験道の本山です。 金峯山寺のある吉野山は、「吉野の桜」として有名な桜の名所、
南北朝時代には南朝の中心地でもあったところ・・・・・・世界遺産なのに、まったく知りませんでした。歴女(れきじょ)
の友人に、修験道の開祖であり、ここで修業をした「役行者(えんのぎょうじゃ)」の話を教えてもらいました。

本殿脇の階段を降りた、なんということはない場所で写真を撮ってみたら、
面白い写真が撮れたのです(驚)!
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さすがに驚きました(汗) 
上にUFOがいるのかなあ、いたらいいなあ、なんて思っていたら、
私のバッグの横、お腹のあたりにある緑色の富士山のような光…?
これが、UFOを見たことのある友達に言わせると、UFOなんですって(笑)

近くの吉水神社(こちらも世界遺産)の前に広がっていた吉野の桜(が咲く予定の山並み)
この茶色のところが全部ピンク色に染まるなんて、さぞきれいでしょうね~。
一目で1000本の桜を目にすることができるそうです。

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続けて、脳天神社という神社に行きました。ユニークな名前のとおり、
頭より上の部分に御利益のある神社だそうです。
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最後に橿原神宮に行きました。
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橿原神宮に来た途端、急に清々しく、さわやかな気持ちになりました。恐らく、こういうことが「ご縁」と言われる
もののひとつだと思うのです。そこに来たら急に気持ちが良くなる……多分、その場所がその人にとって
なにか意味があるから居心地良く感じるのでしょう。
 ところで、「~神社」と「~神宮」と、語尾が違う理由をご存知ですか? 私も最近知ったのですが、
「~神宮」とつく場所は、歴代の天皇や、天照大神をはじめとする皇族の祖先とされる神々がおまつりされ
ている場所で、この橿原神宮や霧島神宮、香取神宮、鹿島神宮、明治神宮、平安神宮、伊勢神宮、幣立神宮など、
全国に数えるほどしかありません。数年前から伊勢神宮とのご縁が深まり、今、伊勢神宮に関係ある本を
書かせていただいていることを思うと、今私は天照大神系列の神様にご縁があるのだろうな、と思いました。


2013年3月 浅見帆帆子

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