2月15日、NPO「富士山を世界遺産にする国民会議」のシンポジウムに行ってきました。
数年前、私の尊敬する知人たちがこの会議を立ち上げたときから、微力ながらお手伝いさせていただいています。
この立ち上げの前後に、ちょうどアトリエを引っ越したのですが、引越し先の住所が「富士見坂」だったので、これも縁かも!と思ったものです。
富士山を世界遺産にする際には、そこに関わる様々な人たちや団体などの微妙な立場があると思いますが、富士山に対しての気持ちはみなさん同じだと思います。見ただけでなんとなく神妙な気持ちになる、すがすがしくなって、目を細めたくなります。私の自宅からも、雨の次の日、空気が澄んでいるときなどに、ビルの谷間にしっかりとのぞいている姿を見ることができます。
もうひとつみんなに共通していること、それは、富士山に対しての思いをインタビューすると、そこにそれぞれ「ドラマ」がある、ということです。富士山をめぐっての特別な思い出や経験のある人が多い・・・・・・知らないあいだに日本人の心のシンボルになっているのを感じます。
当日は、中曽根元首相や市川団十郎さん、三浦雄一郎さんなどにもお話をいただきましたが、著名な方々の活動にとどまることなく、国民みんなが参加したような感想をもつ動きになればいいなあと思います。
(詳しくはこちらwww.mtfuji.or.jp)
2007年2月