Fan Site

Q&A

Q帆帆子さんの本は、私の(現在19歳)の息子が高校生の時、いじめを受けて不登校になり、家の中も外もグシャグシャな時に、「元気なお母さんがいて、笑ってるのが一番いいんだよ」って、本を貸してもらって読んだのが最初でした。 宇宙とつながっているを読んだとき、こういうことかとつながった感じがしました。  始まりは、今思えば不思議です。主人は、息子が高校1年の時に三重県に単身赴任となり、夏休みに主人の所へみんなで遊びに行きました。 その時は、何も考えず伊勢神宮へ家族みんなでお参りに行きました。いつもなら、写真屋さんに記念撮影など撮りもしないのに、鳥居の前で家族写真を撮りました。 たぶん、これから始まる家族の試練を知っておられたのでしょう。夏休みが終わり2学期から学校へ行くことができなくなりました。 なぜ行くことができないのか、息子の気持ちを知ることなく無理やり行かせては、暴れて家庭内暴力を何度か起こし、警察を呼んで対応していただいたり、精神科へ連れて行かれたり、本当に大変でした。 私もご飯が食べれなくなってしまい、12~13kgぐらい痩せてしまって、何もやる気が起きませんでした。 でも私がしっかりしないと、息子は駄目になってしまう、向き合おうと決心して、とりあえず高校を卒業させなくては・・・と思い、公立の高校から通信の高校に転校しました。その学校は、スクーリングで屋久島に行くのです。その時も何も考えてなかったのですが、息子はジブリのもののけ姫が大好きで、7回も映画館へ行って観たほどです。そこの学校の先生が、本当にこだまがいるんだよって、話してました。友人に、悩みを打ち明けた時、「すごいね、伊勢神宮にもよばれて、屋久島にもよばれたんだね、そこは、呼ばれないと行けれないんだよ」って言われたんです。でも劇的にまではいきませんけど、何とか高校を卒業しました。そして、准看護師の学校に進んだのですが、人数が多いのでパニック障害のような症状が出て、授業を受けれる状態ではなくなり、1ヶ月で休学してしまいました。 今は、私も看護師なんですが、同じ病棟で息子は看護助手として働かしてもらっています。 体調がすぐ悪くなり、休み休みながらも頑張っております。 人生色々ありますよね、あれから4年たって気づいたことは、家族の大切さと感謝です。 私は、今まで自分なりに頑張って努力をしてきました、最善を尽くせば、思い通りの人生が歩めると思ってました。でも、違ってました。子供は自分の分身ではないし、別の者です。過干渉な親だったと思います。 息子はなるべくして、不登校にもなってしまったし、今も精神的に弱く崖っぷちに立たされているのです。 今後、私はどう息子に対応していけば良いのでしょうか。現在は、病院の寮に一人暮らしをしていますが、精神面が安定しないため、食事の世話、時々部屋の掃除・洗濯もしております。 私の休みの日も、短時間ですが一緒に居て、話をしたりしています。 このような対応で良いのでしょうか? 来年、学校に復学できるでしょうか? (40代、女性)

A

~浅見帆帆子からの回答~

 一言で言えば、「良い」と思います。お子さんにとって(それが何歳になっても)、

「いつも自分のことを理解してくれている」という親から受ける安心感がなによりだと思います。

同時に、「復学する」ことが必ずしも良いことかどうかはわかりませんよね。

「もののけ姫」のお話など、ご自分の好きなことに関しては7回も見に行くほど興味をもつのですから、

「復学したい」と思えば、ご本人が自然とその意思を示すと思うのです。

まわりの役目は、それを素直に言いやすい環境にしておいてあげること。

極端なことを言えば、「復学できないからって、それがどうしたの?(なにか問題ある?)」

というスタンスです。これからの時代は、学校を出ていようといまいと、

その人が独自に持っている個性を生かすことができる社会に変わっていくと私は思います。

独自の道を切り開くモデルケースになるかもしれないし、ご本人が興味をもつものがそのうち出てくる、

それを安心して待ってみてはいかがでしょうか?

質問・メッセージを送る

▲Q&A一覧へ戻る

ページの先頭へ