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Q私は、過去に自分が犯してしまった罪のことで、長い間ずっと苦しんでいます。そんなことをしてしまった強い罪悪感、自責感があり、そんな自分を許せず、罪を犯した自分を恥ずかしい最低の人間だと思っています。帆帆子さんの本を読むと、マイナスなこと、暗くなるような過去のことは、考えない方がいい、思い出さない方がいい、忘れた方がいい、頭からすっぱり出す、など書いてくださっていますが、私のような場合もそのようにしてよいのでしょうか。自分が犯した罪を忘れたり、罪をいいふうにとらえたり、思い出しても平気でいるのは卑怯であり、またそのようなことをしてしまった後の嫌な感情に苦しむことで、もう二度とあのようなことはしないと決心することにもつながっているのかもしれないと思ったりするるのです。でも、実際の私はそのことで長い間ずっと苦しみ続け、なぜあのようなことをしてしまったのだろうと激しく悔やみ、過去を消してしまいたいが、消すことも変えることもできない、そういうことを抱え背負ったまま生きています。私は、過去に犯した罪を後悔して、心から反省していると同時に、なぜそのようなことをしてしまったのか理由がわかりません。過去を消すことができたら、やり直すことができたら、どんないいいかと思っています。帆帆子さん、このような私にアドバイスをいただけましたらありがたいです。よろしくお願いします。(久美子、女性)

A

~浅見帆帆子からの回答~
過去の過ちを思い出したことで、「これからはやめよう」という励みになるのであれば思い出しても構いません。過去を忘れたほうがいい、というのは、「本当は気になっているのに蓋をする」ということではないからです。
たしかにその出来事は、「罪」という重い出来事だったのでしょう。でも、その過ちを犯してしまった当時、きっと久美子さんにもなにかの「事情」があったと思います。その行動に出てしまう環境や条件が重なっていたはずです。同じ環境になれば、他の人も同じようなことをしたかもしれません。「あのときは、それが自分のとれる唯一の選択」だったのです。
きのうまでのことは、「もう過去」です。ですが、過去を思い出して苦しくなっても、過去の事実は変わりません。もしそこに関わっていた人たちがいたとしても、久美子さんが充分に傷つき、反省していることは伝わっているはずです。また、これからの久美子さんの態度や変化こそが問題であり、そこを見ていると思います。「過去のそのこと」をきっかけに、今日から新しく生まれ変わることができるのです。

~久美子さんから~
私の質問に、回答していただき、うれしかったです。どきどきしながら読みました。ありがとうございます。帆帆子さんから、心温かいお言葉をいただき、胸がいっぱいになりました。帆帆子さんには、ありがたい気持ち、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。帆帆子さんは、素敵な女性で、私の憧れの女性です。大好きです。今回は本当にありがとうございました。たくさんの感謝をこめて。

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