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読むだけで自分のまわりにいいことばかり起こる法則(単行本)

365日がこんなに変わるなんて!!毎日が「いい気分」でいっぱいになる“読むサプリメント” この本を1頁読むだけでも、あなたの内面はガラッと変わる。 人生がおだやかに、でもエキサイティングに―「いい方向に流れ始める」感覚を実感してください!ストレスなく人生がもっとずーっとハッピーになる本!!

出版社:三笠書房
価 格:¥1,320(税込)
発行日:2018年5月18日
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訳者のことば 浅見帆帆子

毎日、「運よくもっと幸せに暮らす」ための秘訣がつまった本

「今、この瞬間に集中する」、これが、幸せを感じて暮らす最大の秘訣だと私は思います。
「今という瞬間」を何度もくり返したものが人生ですから、今を楽しく過ごせる人は、当然それを積み重ねた人生全体も楽しいものになるでしょう。
どんなに楽しい状況が目の前にあっても、明日のこと、しなければならない仕事、憂鬱なことなどに心を奪われていては、意識が目の間にある楽しいことに向かいません。これでは、楽しいことが起きていないのと同じです。
この「今に集中する」という方法は、夢を実現させる方法にも通じることです。
夢が実現するときは、誰でも「あのことがきっかけで実現した」とか「あの人との出会いがなかったら今の自分はなかった」という経験をしているはずです。
後から奇跡に近いようなことに感じますか、実はそのきっかけや出会いは、日常に起こる「ふとしたこと」が始まりなのです。
いつも目の前にあることに全力で取り組んでいると、この「ふとしたきっかけ」が起こります。
どんなことでも、そこにプラスの気持ちで取り組むと、そこからプラスの反応が起こり、同じようなプラスの人や出来事を引き寄せるからです。

夢を実現している人の大半は、実現したから楽しそうなのではなく、実現する前から目の間のことを充実させて、楽しそうに暮らしていたはずです。
逆に言うと、目の前の現実を否定している人は、まだ否定したくなる現実を引き寄せます。
そして、夢を追っているときに、「夢が実現しなくては幸せになれない」と思ってしまえば、実現していない「今」は幸せではないということになるので、知らない間に「不幸な今」をイメージし続けていることになるのです。

毎日に幸せを感じながら、「よい展開」を起こしていくには、いつも自分の心を明るい状態(=マイナスなことに振り回されない平常心)にしておくことです。

本書にもあるように、イヤなことを思い出しただけで、急にすべてがつまらなくて憂鬱に感じることがありますよね。ただイヤなことを思い出しただけで、状況は数分前と変わっていないのに、です。

面白いことに、心が不快で満たされると、一時的に気分が悪くなるだけではなく、それと似たような状況を引き寄せ始めます。「類は友を呼ぶ」というのは、人だけではなく、状況にも言えることなのです。

「不快」な気持ちは、自分が間違った方向に考えようとしていることを知らせてくれるサインですから、たとえば、
・考えて答えの出ないことは考えるのをやめる
・モヤモヤした気持ちが通りすぎるのを待つ
・そういうときに大事な判断はしない
など、自分の心を「不快」から切り替えることが大事なのです。

一般的に「運がいい」とされている人は、この気持ちを切り替えるのが早いものです。
運のいい人とそうではない人に起こる出来事にそれほど違いはない、ただ運のいい人は、心を不快にしている時間が短いのです。
たとえば私は、本がスルスルと書けなくなったときは、気持ちが盛り上がるまで本から離れ、ほかの楽しいことに意識を集中します。すると自然とまた書きたくなったり、新しいことを思いついたりするのです。
心が「快」の状態になっているほうが、明らかに効率よく進むことがわかります。
誰にでも感情の起伏はあるのですから、気が乗らなくなったら、行き詰まったら、いちいちその原因を追求して気持ちを「不快」にするのでなく、そこからしばらく離れてみればいいのです。
同時に、心が「快」になることに意識を集中させます。それが本書の言っている「リラックスした状態」であり、
・好きなことをする
・うれしいことに意識を集中させる
・トラブルが起きた場合はその物事のよい面だけを考える
など、状況に応じて方法はいくらでもあるのです。

この方法は、大きな仕事の場合でも、日常生活の些細なことでも同じです。
たとえば、忙しい大企業の敏腕経営者ほど、心を「快」にする言動を自然と行っています。
トラブルが起きた時に、その物事のよい面を見てそこを伸ばそうとする、イヤな部分を考え続けて心を暗くしない、愚痴を言っている暇があったら今できる最善策を考える、つまり言い方を変えれば「不快」で心を満たさないようにしているのです。

どんなときも、今自分の気持ちがどのような状態になっているかを観察し、心が「快」となるように自然に考えていくことです。
思い出して憂鬱になることは思い出さない、今考えて答えの出ないものは一度脇においておく、行き詰まったら離れる……すべて、自分の心が「快」を感じるように行動していくだけです。
これは特に、イヤなことやトラブルが起きたときにこそ、効果を発揮します。大きなトラブルほど、実は自分に何かを教えてくれている大事なハプニング(出来事)だからです。

これを経験を通して納得すると、起きている物事はいつも自分にとってベストである、とわかります。
後から振り返ったときに、「あれがなかったら、今の自分はなかった」と、その物事に感謝するようになります。
どんなことでも、あなたに起きていることは最高のタイミングで起きていて、あなたの生活をもっと幸せにするために起こっている、これに気づくには、本書にあるような「リラックスした考え方、心を快にする考え方」をしていくことなのです。

本書を書いてくださったリチャード・カールソンとジョセフ・ベイリーに感謝をこめて、皆様の毎日が、ますます幸せを感じるものでありますように。
浅見帆帆子

目次

  • 訳者のことば――浅見帆帆子
    • 毎日、「運よくもっと幸せに暮らす」ための秘訣がつまった本
  • はじめに あくせくする毎日から、ゆったり楽しむ人生へ!
  • 1章 イライラ、くよくよには一瞬でサヨナラ
    ……「今」を生きると、面白いほどすべての風景が変わる
    • 1 心がペシャンコになる日があっても大丈夫!
      心には、ものすごく強いパワーが備わっている
    • 2 毎日が"感動でいっぱい!"になる人生の法則とは?
      心に新しい風が吹いてくる考え方
    • 3 「やわらか思考」生活のすすめ
      「論理思考」とのバランスが大切
    • 4 たまには"頭をからっぽ"にしよう
      アイデアが次々にわいてくる!
    • 5 「脳がフリーズの人、いつもひらめいている人」の差はどこから?
      自分の"直感"をもっと信頼していい!
    • 6 "悲劇のリハーサル"は今すぐストップ!
      「やっかいごと」が自然解決する秘訣
    • 7 「うまくいかないとき」は考えることを中断してみる
      ねたみや不安のマイナス感情は「方向転換」のサイン
  • 2章 「心の針路」はいつも"プラス方向"へ!
    ……「考え方」を自分でコントロールする習慣
    • 8 "人生の航海術"を身に着つけよう
      自分の「思考回路」をチェックしてみる
    • 9 「気持ちがリフレッシュ」
      "あるがまま"思考では心はスーッと落ち着く
    • 10 考えすぎないほうが、うまくいく!
      「イライラを受け流す」心理テクニック
    • 11 「腹が立つ~!」こんなとき、どうする?
      「うんざり気分」の99%は、自分のせい
    • 12 誰の人生も"気分"と"感情"に支配されている!?
      すべてを「いい方向」へ導く近道、あります
    • 13 「気にしない人」になる!
      "悩みのタネ"を自分から拾わないこと
    • 14 人生の分かれ道、どちらに進む?
      「くよくよ通り」を選ぶ人、「安らかな小道」を選ぶ人
    • 15 「必死になるほど逆効果」のメカニズム
      "過去をうじうじ、未来にハラハラ"を卒業!
    • 16 いい人生は"煮込み料理"をつくる前提で
      心のコンロに"さまざまな考え"をかけておく
    • 17 自分を「大目に見てあげる」
      あくせく生きることの落とし穴
  • 3章 なぜ「リラックス生活」が「よい展開」を起こすのか?
    ……心にハッピーの花が咲く心理術
    • 18 ストレスをなくす唯一の解決策は?
      「ほしいもの」を手に入れてもストレスはなくならない
    • 19 「やっきになる」ほど、目標から遠ざかる
      求めている「答え」は、いつも自分の中にある
    • 20 心の整理上手になるコツは?
      "ストレスの種"でなく"ハッピーの種"を心に植える
    • 21 「ささいなイライラ、カリカリ」を自分で大きくしていない?
      「妄想」に足をすくわれないヒント
    • 22 「小さなこと」にこだわらない練習
      しょせん、すべては「小さなこと」!
    • 23 "ストレスに強い人"ほど病気になりやすい!?
      過剰なストレスには「ノー、サンキュー」!
  • 4章 もっと楽になる人間関係のコツ
    ……「ありのまま」を受け入れる"とびきりの効果"!
    • 24 "恋をしているとき"の気持ちで生きてみる
      「この人がいてくれてよかった!」と思える関係を築くコツ
    • 25 "ざわつく気持ち"を手放すと相手も安心する
      「思い込み」はすれ違いを生む
    • 26 「ふさぎ込んだ気分」に効く特効薬
      「心の免疫力」を高めて自分をレスキュー!
    • 27 「心と心で対話するか」「頭と頭で対話するか」で人間関係が激変
      人間関係のトラブルを解決する「6つのコツ」
    • 28 たとえば、相手にイヤな態度を取られたとき…
      「自分に甘く、人に厳しく」なっていない?
    • 29 この爽快感はクセになる!
      「過去のくよくよ」をきれいに洗濯する
    • 30 子育てはもっともっと楽しめる!
      子どもとの「特別な時間」は「今、ここ」にしかない
    • 31 親が変われば、子どもも変わる!
      「子育て」は神様からのすばらしい贈り物
  • 5章 「やるべきこと」がサクサクはかどる魔法
    ……気持ちがポジティブ、「ノッている」状態になる!
    • 32 「短い時間」で「多くのこと」を達成する秘訣
      もっとスマートに仕事とつき合おう
    • 33 斬新! カメ的仕事達成術
      「ストレスゼロ、効率最高」のペースとは?
    • 34 手際よく仕事が進むチームの秘密
      「信頼」は人間関係の"潤滑油"
    • 35 「やっかいな人たち」への対応術
      「大目に見てあげる」ことの"すごい効果"
    • 36 自分とまわりの人の「気分の波」をうまくサーフィンする
      機嫌のいいときは「GO」、悪いときは「STOP」
    • 37 「間に合わない!」を解決する法
      "締め切り"とは「頑張りがいのある目標」
  • 6章 心がたちまちリフレッシュするコツ
    ……"ハッピーの種"からぐんぐん芽が出る!
    • 38 「明日のこと」を考えるのもほどほどに
      "予定がぎっしり"でないとダメ?
    • 39 セックス、手紙を読む、スポーツ、読書――共通点は?
      キーワードは夢中
    • 40 ロッククライミングするときの「集中力」があれば!
      一瞬の中にあるたくさんの喜びを発見!
    • 41 「退屈」だと感じるのは心がせわしない証拠!?
      忙しく考えすぎるほど"退屈"する
    • 42 考えない。すると心がリセットされる
      「平凡な毎日」の中の奇跡に気づく
    • 43 リラックスがあなたの毎日を変える!
      人生のどんな場面も、もっともっと心から楽しめるようになる
浅見帆帆子
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